禁煙は楽しいよ②
※前回までのあらすじ
若気の至りでタバコに手を出してしまった僕は、 どんどん本数が増えていき、気がつくと1日2箱以上吸っていました。
今回は禁煙がうまくいかなかった話です。
その辺りの心境を知っておくと、後の禁煙がとても楽しいものになるので、まあ伏線だと思って読んでいただけるとシアワセです。
でも今思うと異常ですよね。
だって1日ののべ6時間吸ってんですよ。
煙を。
で、なくなるとイライラしたりして怖くてドキドキしたりして。
ある時そんな自分が見えてきて、なんとなくやめてみるけど上手くやめられなくて、なんか俺ダメ人間だな〜とか思い始めました。
でもこれちょっとおかしいんですけど、別にタバコ吸ってたってダメ人間なわけじゃないんですよね。
でも吸ってた時はそう思っちゃってた。
タバコを止めるには強い意志が必要で、やめれない僕は意志が弱いわけで、意志が弱い僕はダメな人間なのかな〜とかいう謎論法でした。
そいで、ダメな俺はタバコ吸っちゃうもんねーみたいな感じでより吸っちゃうみたいな悪循環で。
やっちゃダメだよって言えば言うほどやめられなくなるって言うけど、今思うとホントでしたね。
バッチリハマってました。
凄いね心理学って。
思うんですけど、クスリとかタバコのこういうのって、もうテンプレみたいなもんなのかなって。
ダメな自分に酔いながら続けちゃうみたいな。
無意識下で悲劇に酔ってるみたいな。
ダメな俺を受け入れてくれるのは、許してくれるのはこれしかないのよ的な依存みたいな。
この仕組み考えた人って天才だよね。
タバコは悪いものですよって言えばいうほどハマっちゃうんだもんね。
挙げ句の果てによくあるセリフも言ってました。
タバコ吸ってても癌にならない人だっているとか、タバコミュニケーションがあるとか、そういうやつです。
自分に言い訳しなきゃいけなかったんでしょうかね。
これも前述した仕組みですかね。
そんなこんなで禁煙しなきゃと思うものの、失敗してダメな自分を自覚するのが怖くて、なんとなく本数を減らしていくやつとかガム噛んで代用とか色々ライト禁煙を繰り返しては失敗し、ダメな自分を自覚して、ますますタバコから逃げられなくなっていってました。
そんな僕にも機会がやってきます。
そう。禁煙できる機会です。
なんか突然わかって、楽になれる時がきたんです。
次回はいよいよ楽しい禁煙の本題に入っていきます。
禁煙するためにまた吸おうかなーとか思っちゃうくらい、禁煙は楽しいです。