禁煙は楽しいよ①
当時は1日あたり最低2箱は吸っていました。
本数にして40本。
1本吸うのに10分くらいかかるとして、400分。
時間にすると6時間半くらいは吸っていた事になります。
朝吸って、出社道中吸って、到着して吸って、コーヒー飲んで吸って、外回りに出る前の踏ん切りに吸って…
とにかく間が空くと吸ってました。
今は全く吸っていません。
日に40本から一気に吸わなくなって6年ほどになります。
たまーに吸いたいかなーと感じることはありますが、別に切実じゃあないし、ほっとけば消えていく程度です。
でもですね
僕はもったいないから向き合う事にしてます。
吸いたい僕に。
だって楽しいんですもの。
禁煙。
でもこの話をすると、嘘だろーとか無理だよーとか言うんですよね。
あと変わってるねーとか。
そんな事ないのに。
楽しいのに。
会話だと伝わりにくいのかなー
という事で、本当は禁煙って楽しいんだよーって事を書いてみます。
僕とタバコの馴れ初め
さて、禁煙の何が楽しいかなんですが、それを伝える為には「なぜタバコを吸うのか」から話さねばなりません。
僕がタバコを吸い始めたのは大学の4回生の時で、卒論と失恋と将来への不安なんかが人々のピュアな心を押し潰そうとしてくる時期でした。
その頃の僕はもうまさにその通りで、半分腐ってタバコを口にしたのでした。
むせながら煙を吸い込んでは、これが大人へのイニシエーションなのだとか勝手に解釈しながらタバコを吸う自分に酔っていきました。
はじめは軽かったタバコもだんだん重くなり、気がつくと赤マルソフトに。
ソフトケースがくちゃくちゃになっていくのを渋いとか勘違いしながら吸っていました。
でもやっぱりこういうクスリ系のモノはだんだん効かなくなっていくんですね。
1週間1箱で持っていたのが気がついたら2箱3箱。
そのうち1日1箱になっていつしか1日2箱を超えてました。
これなんですけど、依存性があって耐性がついて量が増えていくとかって、なんか危ないクスリみたいですよね。
なくなるとイライラするから切れるのが何より怖くて、カートン買いしてカバンにいつも5箱くらい入れてました。
タバコがあっても火をつけられないとダメなので、ライターなんかそこら中に予備ライターを仕込んでました。
とにかく吸えなくなる状況が嫌でした。
嫌、と言うか、恐怖でしたね。
そんな僕が禁煙を意識しだすのも当然な流れで、それとない失敗もたくさんしていきます。
その話は次にしてみようかと思います。