ふんわりな日々

いつもはふんわりしてますが、たまにキビキビ動きます。

画角と明るさについての話

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素数だけ多くても、センサーが小さいと荒くなっちゃいますねえ…

でも、これはトイデジなのでそれでいいのです。

移動しながら撮ったので、近い景色が斜めに写っていますね…

 

 

こんにちは。

 

今回はレンズとか風景を切り取ったりとか

まあそんな時に役に立つ知識。

画角と明るさの話です。

 

画角ってなに?

 

画角というのは、ざっくり言ってしまうと

風景を切りとれる範囲とでも思っていて下さい。

 

まあ、角って字が当てられてる通り、焦点からレンズを通した角度…的な理解をちゃんと勉強した方が良いんでしょうけど、それはもっと欲が出てからでもいいかもと僕は考えます。

 

今では36mm辺りが標準の画角なのかな?

以前は50mm辺りが標準だったようです。

撮る対象が変わってきたんでしょうか、時代でしょうか…

 

画角の数字は小さいほど広い範囲を撮ることができます。

ふつーに見える範囲は36mm

注視している視界が50mm

そんな風に言われています。

10mm台の画角だとすんごい広範囲が写せますし、接写するとこれまた大迫力な画が撮れます。

対して400mmくらいあれば、子供の運動会でグラウンドの反対側から顔のアップまで撮ることができます。

 

で、ここで気になってくるのがズームなんですが、強引に一言で言ってしまうと

「画質と明るさを犠牲にして無段階の画角を得たシステム」

となります。

 

それがどんなものかざっくり書きますね。

レンズは外の景色をセンサー(フィルム)の位置で焦点が合うように設計されます。

なるべく適した構造で、隅々まで歪みが生じないように、可能な限り明るい構造を追求しているわけです。

なので、1つの画角のみのレンズ、いわゆる「単焦点レンズ」ですと、例えば36mmの画角で明るさf=1.8とかが実現できるわけです。

 

それを無段階でレンズの距離を変化させたり、伸ばしたり縮めたりしようとするわけですから、当然無理が出てきます。

結果として同じ36mmでも明るさが3以上になってくるわけです。

 

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これもトイデジです。必要以上にこってり写る感じとか、お手軽に偶然を楽しめるのでおすすめです。

 

明るいって? 

 ここにきて明るいと何がいいか知っておきましょう。

シャッタースピードを稼げる

・ボケやすくなる

・明るさの選択の幅が広がる=キラキラできるし、重ーくもできる

・シャープに撮れる

などなど、明るいことで表現の幅は格段に広がります。

明るいレンズを使うだけで、同じ写真が別物のように良くなっちゃいます。

 

それはなんででしょうか?

少し前に露出の話をしました。それを思い出してください。

露出っていうのは、光の量を調整することでした。

レンズが明るいと言うことは、多くの光を(明るいままの状態で)フィルムまで届けることができる、という事を表します。

つまり、早いシャッタースピードでも撮れる、となります。

明るさを調整すれば、遅くも早くも自由自在。止まった写真も、動きのある写真も自由に選択できるわけです。

また「元々の値が暗い」というのは、「明るいレンズの絞りを絞った状態」でもありますので、ボケにくくなるわけです。

 

ここまでふんわり理解したら、高価なレンズのお値段を調べてみてください。

単焦点で明るいレンズほど高価ですよね。

ズームレンズも、明るいものは構造の矛盾を是正するためにズーム範囲が狭いはずです。

 

僕も明るい単焦点を手にした時は、その写りの違いにびっくりしました。

同じものを撮ってもこうも違うか、とか

なんとなくとってもそれなりに見えちゃう、とか。

 

論より証拠。

どうしてもという時は、カメラ屋さんにメモリーカードを持参してとり比べて見てもいいかもしれません。

帰宅後モニターで見比べた時、きっと同じように驚くことと思います。

大きい画面で見れば見るほど違いが出ます。

是非是非やってみてください。