カメラと写真のその訳
・綺麗に撮りたいと感じたきっかけ
そもそもなんでカメラとか写真に惹かれたのかといえば…
本当によくある話なのですが、家族写真、子供写真でした。
このあたりカメラメーカーの狙いはバッチリだと実感する部分なのでありますが、
後にそれにしてはどうなのかしら、酷いなあと感じる部分でもあります。
さて
生まれた子供を見たのは仕事帰りの夕方でした。
昼前にその報告を聞いてから、嬉しさや不安などでふわふわしながら辿り着いたそこにいたのは、見たこともないようなキラキラした瞳で僕を見つめ返す我が子でした。
ああ、かつては僕もこんな瞳を持っていたのかなあと、朝の鏡に映るボサボサ頭の呆然とした自分を思い出したものです。
それからしばらくはケータイで息子を撮りまくりました。
ちゃんと撮れるし、データとして残るし、全然これでいいじゃん的な感じで全く不満は感じていませんでした。
どこぞのお父さんがごついカメラを構えてパシャパシャ撮ってる姿を何か涼しい感じで眺めていたものです。
転機が訪れたのは幼稚園に入る頃、毎月20枚のフォトブックが無料で貰えるネットサービスが始まった事です。
これはアプリ上から選択、送信、注文できるため、非常にお手軽便利でした。
届いたフォトブックを眺めていた時です。
…あれ?なんかブツブツがザラザラだぞ…?
なにやら暗部がブツブツでザラザラな事が気になりだしました。
過去のフォトブックを見返してみると、なるほどどれもブツブツでザラザラです。
これはどうしたことだろう?
黒なんて、ただのベタですから、ブツブツすることなんてないのに…
そんなことを思っていると、同級生の父親が一眼レフで撮ったとされる写真を目にしました。
…黒い…
ちゃんと黒いのです。
何が違うのか。
息子をちゃんと撮りたい!
ちゃんと残したい!
そう思って原因を調べ始めたことが、写真とカメラに傾倒するきっかけになりました。
理解が進むほど、いかに誤解が多いのか、ということが実感されました。
販売のためのレトリックにはめられている…
でもそれも理解できる部分もあるけど…
なんて思うこともしょっちゅうあります。
でもそこんところをちゃんと知っておきたい!
そんな同じ考えを持っている人はどうかお付き合いください。
そんなわけで、次回は画素数とセンサーについての話です。