転職で失敗しないために2
こんにちは。
自己分析と済ませた後は、いよいよ転職先選びです。
もともとこの記事を書こうと思ったきっかけは、街の広告を見て「転職、はやってんなー」と感じたことがきっかけだったわけですが、結論を言ってしまうと、転職するには現在の伝手やコネ、知識や経験が活かせる業界業種。つまり同業種が一番いいんですよね。
とはいえ転職を考えるって事は、現状に少なからず不満があるわけで、今の職種や業界に閉塞間を感じていることの方が多い事と思います。
なのでまずは転職サイトや転職情報誌を使う場合の鉄則とその理由を書き出してみようと思います。
目次
情報サイト・雑誌・フリーペーパーを見るときの鉄則
どんな媒体を見る場合でも同じです。以下の事を意識して数ヶ月情報収集しましょう。これが鉄則です。
まず、先に行った自己分析でわかった、条件に合う募集を意識して眺めます。
そうすると「いい募集があった!これも何かの縁だから早く応募しなくちゃ!」とか焦るような募集が必ず出てきます。
しかしここはこらえてください。
実はどのタイミングで見てもそういう募集はあるんです。
そして多くの場合、あまり良くはない理由でそこに掲載され続けています。
いい話には裏がある事が多い
一見して良さそうな募集には、本当に良い募集と、いわゆる地雷募集があって、困ったことに良くない募集の方が多いのが現状です。
良い募集というのはほぼ書いてあるとおりの狙い目募集ですが、地雷募集はブラックだったり過酷だったりして従業員が居着かす、やむを得なく好条件を出して釣っている募集というものです。
地雷募集に関しては書いたとおり従業員が居着かないので、ほぼ毎回掲載されます。条件が良いはずなのに、なぜか毎回募集をかけなければならない状況の会社ってどんな会社でしょう?想像つきますよね。
そんなわけで数ヶ月くらいは情報収集しつつ活動する必要があるというわけです。
斡旋サービスの情報を判断する際の鉄則
次に、気になった募集を応募して良いものかどうか判断するための情報収集に入ります。
まずその企業名と業種、または業界と業種で検索をかけます。転職情報サイトなら会社名で退職者の書き込みをチェックすることができるでしょう。
情報を鵜呑みにしてはいけない理由
ここでも注意することがあります。
そういったサイトで、とくにコーディネーターといったコンサルタントを置いている会社については特に、掲載内容に関する修正が入っています。
それらサイトは掲載・斡旋報酬を元に運営されていますので、転職者が本当に知りたい、致命的な内容は掲載されていません。
実質拘束時間が13時間以上あるとか、労災は事実上使用できていませんとか、パワハラが酷いですとか、不正が蔓延してますとか、経営が傾いてきてるのを感じて抜ける人が多いんですとか、給料がいいから残ってるんですとか、家族や年齢的に辞められない人しか残れませんといった、本来知っておきたい、いや知っておくべき情報は、軒並みカットか修正されているのです。
なぜかって?それは広告主にとって不利だからです。
それに(これは邪推であってほしいのですが)転職者の回転が速い方がサイト側も儲かるでしょう。
このあたりの両者の打算によって作られているのがいわゆる転職サイトや転職情報誌だと思って利用した方がベターかと思います。
僕は社員数20名以下の中、年10名以上が入っては辞めていく会社で約5年間採用担当者の近くにいたことがあります。
その際の編集者やコンサルタントとのやりとりや、彼らの書いていた募集記事も見てきましたが、現状を知っているのも関わらず、よくこんなにキラキラした職場のように書けるものだと感心しました。
一つの美点を500倍くらいに広げて、さらにそれだけで記事にしちゃう、みたいな技術は本当に参考になりました。
でもその技術はそう使うもんじゃないって思いますけどね・・・
そうやってしばらく見ていくと、ずっと載り続けている地雷募集の中にそうではないまともな募集が出てくることがあるのがわかるでしょう。
その内容が自己分析に合うようであれば行動開始です。
渾身の履歴書をもってトライしましょう。
ここまでで情報の選別が出来てきたと思います。
次は転職エージェントを使った場合の注意点や初めに書いた現在の職種の方が良いよ的な事を書いてみようと思います。
それではまた。